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記事詳細 178号 2011年12月20日 09面「特集:ベンチャー 」

SNSの有効性が大震災で明らかに スキル標準で仙台の復旧を目指す

スキル標準ユーザー協会がカンファレンス石島振太郎会長(上)、トライポッドワークスの佐々木健一社長(下)

スキル標準ユーザー協会(SSUG)は11月1日、情報処理推進機構と共同で、ITSSやUISSなどのスキル標準の普及などを目的としたカンファレンスを開いた。スキル標準をテーマにしたものとしては、日本最大級のものとして知られる。

IT化の支援を通じ仙台の復興を

▼50社以上、2万6000人に継続利用
開催の挨拶でSSUGの石島振太郎会長は、「スキル標準の導入・活用を推進するためのスキル管理システムは、すでに50社以上、2万6000人に継続利用されるまでになった」との実績を強調。併せて、共通キャリア・スキルフレームワークの深化や、来春に公開予定の導入に向けた“活用ガイド”について触れるなど、今後のさらなる普及に向けた道筋について解説した。

「スキル標準の新たな展開と事例から見た戦略的人材育成」との副題が冠された今回のカンファレンスでは、TISSの利用事例からユーザーのパネルディスカッションまで合計13のセッションが開催された。中でも関心を集めていたのが、東日本大震災の震災当日から現在までの取り組みについて説明した、トライポッドワークスの佐々木健一代表取締役の公演だ。

▼未体験の地震規模と被害
トライポッドワークスはオンラインストレージの「GIGAPOD2010」などを手掛けるセキュリティベンダ。仙台市に本社を構え、東京にもオフィスを置く。「地震後はオフィスにモノが散乱し、事業継続を断念せざるを得なかった」(佐々木社長)。

仙台のIT業界からの情報発信と、外部からの応援メッセージを受ける窓口となるFacebookページ「仙台のIT企業ファンページ」を立ち上げたのは、震災から6日後の3月17日。そこへのアクセスは1カ月で18万にも達したことを受け、続く4月には、義捐金の受付や被災した子供の支援にも、復興支援プログラム「仙台から日本を元気に!」の発起人として乗り出した。

「復興には10年以上の時間が必要とされ、そのためには新たな事業の立ち上げによる新規雇用の創出が欠かせない。その意味で、当社が事業を拡大させることを通じ、担えるようになることはまだまだ多い」。こう強調し、講演を締めくくった。

(岡崎勝己)

 


 

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11年12月20日[ 178 号]

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