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テレビをさらに楽しく!テレビ番組情報ポータル「MeeTV(みーテレビ)」
記事詳細 159号 2011年03月08日 09面「特集:ベンチャー企業 」

ベンチャーPick UP ガラポン株式会社 保田 歩社長

ガラポン株式会社 保田 歩社長ワンセグで全チャンネルを終日録画

家電ベンチャーのガラポン(東京・渋谷、保田歩社長)が運営する「ガラポンTV」は、「テレビ番組の視聴スタイルに革命を起こす」新サービスである。新たに開発した専用のハード機器で、地上波ワンセグのテレビ番組を最大七チャンネル、1カ月間ぶっ通し(1TBのハードディスクを接続した場合)で録画し続けて、パソコンやiPhone、iPadから検索して視聴する。既存のソーシャルメディアと連動して、録画した番組の情報をユーザ同士で共有することもできる。

ソーシャルで面白い場面共有

番組を口コミ情報から選別
技術面での最大の特徴は、テレビ番組のある瞬間を一意のURLで表現できることにある。現在、特許を出願中だ。

ユーザは著作権の問題から各々別のハードディスクに番組を録り貯めているが、このURLをやりとりすることで、「面白い番組と場面を共有できる」。

これにより見逃しはなくなり、評価の高かった番組を口コミ情報から選別して楽しむことができるため「視聴者層の拡大につながり、テレビ局のビジネスを大きく伸ばす可能性がある」と話す。

画質では劣るが、使いやすさという点で、同じように、全チャンネル録画の東芝「セルレグザ」や株式会社PTPの「スパイダー」とは一線を画している。

初号機は出荷数の10倍が申し込む
1TBのハードディスクをつなぐと最大7チャンネルを1カ月間ぶっ通しで地上波ワンセグのTV放送を録画できるS収益を上げる仕組みは現在構想中。端末販売や月額利用料のほか、ユーザの視聴行動データに基づいた広告なども検討している。

低画質を逆手にとって「高画質の番組が視聴したい人はテレビ局の番組販売サイトに誘導する」ことも考えられる。「テレビ局からの指摘は迅速に取り入れ、友好的に事業を進めていきたい」という。

昨年10月1日、パソコンに接続して使用する初号機を抽選販売した。申し込み件数は当初四日間で出荷台数の10倍ほどの数百に達した。

もう少し作りこんでから発売する計画だったが、投資を検討するベンチャーキャピタルなどから、「需要があるのか、確かめたい」という要望があったためだ。ふたを開けてみれば、予想を上回る上々の反応だった。

3月~4月にはパソコン不要で録画できる二号機を発売する予定。安全を期すため、放熱機構の改善にぎりぎりまで取り組んだ。「年内に1万台は売りたい」と話す。

かなり強気にも見えるが、「これは自力の数字。プロバイダなど外部の提携先と組めば、30万台は行く。そのくらいの規模になれば、テレビ局などへの提供ログデータや売上貢献もそれなりになり、事業の成長可能性も高まる」。

類似サービス開始、潜在成長力ある市場か
中国に生産拠点を持つ企業の代表者も取締役に加わっており、生産体制も整えている。

二月には、大手AVメーカーがベンチャー企業と組み、類似サービスを試験的に開始することを発表した。市場の潜在成長力を裏付ける動きだが、競争も激化する。

URLの仕組みなど、独自性・優位性をさらに磨き込んで勝ち抜く構えだ。

(麻田桂)

 


 

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