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記事詳細 146号 2010年08月24日 07面「特集:企画特集 」

ITのコロンブス企業 -株式会社アルフレッドコア 代表取締役 上村学氏-

何が必要で何が不必要か、突きつめて考えると見えてくるもの
顧客の利便性を最適化する『アドバンスドソリューション』2つの展開


様々なデバイスに対応し、かゆいところまで手が届く機能拡張が可能なWebサイト構築ミドルウェア「A.C.E.(エース)」を自社開発するなど躍進を続ける株式会社アルフレッドコア。「お客様の利便性のために注力し、常に忠実な『執事』であることに徹する、これがわが社の基本方針です」と語る上村学代表取締役。言葉の内容とは裏腹に、自社の製品や夢を語る口調はアグレッシブだ。今回同社がリリースした二つのサービスについて話を聞いた。

 


「フルクラウド」を目指すという大きな目標を語る上村社長

株式会社アルフレッドコア 代表取締役 上村学氏
必要な機能を惜しみなく提供 Twitter連携も


――アドバンスドソリューションとは?
アルフレッドコアは、このたび「Life Sytle EC4.0( ライフスタイルEC)」と「Showcase Studio(ショーケーススタジオ)」という二つの製品を発表しました。この二製品は、「厳選した機能をあらかじめパッケージにし、エンタープライズ向けにすぐ使っていただける」というコンセプトで展開する弊社の『アドバンスドソリューション』シリーズという位置づけです。両製品とも、「お客様の導入のしやすさを重要視しつつ、サービス構築に必要な機能は出し惜しみせず、使って頂きたい」という考えで開発しました。

その第一弾が「Life Style EC 4.0」です。今まで様々なお客様とのお付き合いを通して、EC、課金決済、SNS連携など、多種多様なサービスを構築し、ご提供させて頂きました。こうした中でお客様が望まれるポイントが見えて参りました。そこを集中的におさえ、新たなサービスとしてパッケージングしよう、との考え方で開発したものです。

――強みはどのような部分にありますか
きちんとしたECサイトを立ち上げるには、お客様の業務内容を理解し、どのようなものが必要なのか、どのように提示していくべきかなど、様々な要件を詰めていく、いわゆる「要件定義」だけでも大変です。そもそもお客様は商売のプロであってECのプロではない。必要な機能や検討すべきことがわからない、ということが多いものです。

「要件定義」でのお客様のご負担が小さくなるよう、「ECにはこれとこれが必要です」といった具合にまとまった形でご提供することができる、これがアドバンスドソリューションの強みです。

――例えば、分かりやすいように、老舗の饅頭屋がECサイトを立ちあげる、といったケースではどのようになるでしょう
従来ですと、まずはコンサルティングが入りました。そこで技術面の話、たとえば「この機能に対してサーバはこのスペックのものが何台必要です」や「アクセス数が伸びるかもしれないから冗長性を担保する設計にするべきです……」などという難しいことを一緒に考えさせられるわけです。弊社では、それらの部分を気にする必要がないように進めます。お客様には「おいしいお饅頭を作ることだけに専念してください」とお願いするだけです。我々は、そのお饅頭を売るために様々なサービスを検討しご用意する「執事」になります。

例えば大規模なサイトを構築する場合、要件定義だけで半年以上かかる場合もあります。それを「ECに必要な一式」をご提供することでグッと短縮できれば人的な労力やコストを大幅に削減できます。

また、ここで大事なのが、「ECに必要な最低限一式」ではなく、「最大限一式」に近づけること。

たとえば「時限タグ型レコメンド機能」という、購入前のお客様にもオススメが出せる特長的な機能を弊社は持っているのですが、これも惜しみなく提供する。iPhoneにも対応する。PC・携帯・スマートフォンの一元管理機能も最初から提供する、といった具合です。

弊社では、エンタープライズ向けECサイトを安定的に運用しているデータセンターを確保しています。またHW機器については、対障害性を考慮し、一流メーカーのサーバを使用、付属部品をメーカー純正品で揃える事で、ダウンタイムを最小限におさえる事に努めております。このようなところを含めたソリューションを提供する。お客様に用意していただくのは「上質な饅頭」だけということです。

――今回発表したばかりの「Showcase Studio(ショーケーススタジオ)」はどんなサービスですか
これも基礎となるコンセプトは「Life Style EC4.0」と同じです。お客様に自分専用の商品展示の場をストレスなく作っていただけるようにする。そんなところから「Showcase Studio」と名づけましたiPhoneやiPadの中に自分だけのショーケースを作ろうと考えたのです。

商材は何でもいいわけです。例えばケーキや饅頭のラインナップを見せる、その作り方を動画で見せることもできる。ラインナップを季節ごとに入れ替えたり、作り方の動画を有料配信することも可能です。またTwitterなどとの連携も容易となっています。強みは、やはり必要な要素を最初から全部搭載していることです。デザインと中身だけ替えたらリリースできる。だから最短二週間で、申請まで可能です。

分厚い商品カタログを薄くて軽いiPadに置き換えれば印刷コストも下がってプレゼン映えもします。商品を定期的に入れ替えたり、アプリ内から直接商品についてのお問い合わせをしてもらうことも可能です。また、応用として販売スタッフに新製品のレクチャーをする映像つきの教則本として使ったり、飲食店のクーポンとして使うこともできます。将来的にはePub形式(電子書籍フォーマット)にも対応していく予定です。

――今後の目標について教えてください
弊社のプロダクトである「A.C.E.(エース)」は、アプリケーションレベルでの仮想化に取り組んでいます。

現在のクラウドサービスは、一般的にデータセンター間で相互協調を行うことが困難なものが多いのが現状です。弊社のプロダクト「A.C.E.」は、アプリケーションレベルでの仮想化に取り組んでおり、データセンター間での協調が容易に行える仕組みの実現を目標としています。アプリケーションレベルでの相互協調が実現すれば、より柔軟に機能連携や負荷分散が行えるようになります。さらに、データベースの仮想化への対応にも取り組んでいます。

お客様には本当の意味で利用している環境を意識せずに最適なサービスをご利用いただける、「フルクラウド」時代のSaaSプラットフォームの実現を目指して我々は挑戦し続けています。

 

 


新サービス

◆「Showcase Studio」(ショーケーススタジオ)

Showcase StudioiPhoneが無限に広がるショーケースに
「Showcase Studio」はiPhone、iPodTouch、iPad上で、動画や写真、テキストを自由に使い「商品カタログ」アプリケーションを作成できる開発パッケージだ。

完成した商品カタログアプリは、Twitterと連携することで、ユーザのリアルタイムの口コミ情報やカスタマーレビューなどを掲載することができる。また、商品自体が映像の場合は、アプリ内課金を利用して動画そのものを販売することも可能だ。

手のひらサイズでありながら無限の可能性を持った超大型ショーケースの誕生だ。

外部サービスと連携も
商品アイテムごとにTwitter用のタグを付与して、外部サービスとの連動を可能としているのも特徴だ。

アプリ自体の宣伝効果をアップさせるだけでなく、口コミによる波及効果も期待できる。また、動画再生により、臨場感のある商品PRを可能にする。

もちろん販売に関する課金機能を標準装備しているので、ユーザはすぐに「店長」として商売を始めることができる。

もちろん、これら機能をカスタマイズするのも簡単だ。iPhoneに自分だけのショーケースを持てる。なんともうれしい機能である。



◆「Life Style EC 4.0」(ライフスタイルEC4.0)

iphoneにも対応ユーザの理想を実現 最新ECパッケージ
ユーザの「実現したかった戦略」をそのまま形にするECパッケージの「Life Style EC 4.0」はアルフレッドコアの開発したSaaS型ミドルウエア「A.C.E. iNET CONCIERGE(エースアイネットコンシェルジュ)」をベースに、パソコンおよび携帯電話、スマートフォンなどに準拠したサイトが制作できるマルチデバイス対応だ。

ECサイトや商品販売に深い知識を持ったプロフェッショナル向けに最適化されたコンポーネント選択型のSaaSサービスである。

基本となるコア・コンポーネントをベースに、あらかじめ用意された多くのサブコンポーネントの中から、エンドユーザが「これ」と思うものを必要なタイミングでいつでも拡張していくことが可能だ。レコメンド機能は「協調フィルタリング方式」「ランキング方式」のほか、アルフレッドコア独自開発の「時限タグレコメンド方式」の中から選ぶことができる。

またアルフレッドコアが自社開発することにより、システム開発、保守体制やサポートの一元化による統合的なサービス提供を実現。SaaS型のため、機能を選択すれば、データセンターの選択やネットワーク、ストレージなどを気にする必要はない。ユーザはロゴや商品情報を用意するところからECサイト作りがはじめられる。

経験+ノウハウ

 

 


株式会社アルフレッドコア

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