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記事詳細 146号 2010年08月24日 05面「特集:マーケティング 」

明日使えるマーケティングデータ

第3回 ユーザのメイン端末別にみたウェブサービスの利用動向

スマートフォン派のネット利用突出
インターネットは今や、私たちの生活、ビジネスに欠かせないものとして定着しているが、この一年で、パソコン、携帯電話に加え、スマートフォンや電子書籍リーダー、iPadなどの新しいデバイスが次々に登場し、利用傾向が大きく変わろうとしている。

インターネットメディア総合研究所では、毎年、大規模なインターネット利用動向調査を実施している。今年の個人調査は、前述したデバイスの多様化を受け、ユーザのメイン端末別に、「スマートフォン派」「携帯電話派」「携帯電話・パソコン併用派」「パソコン派」「その他のデバイス派」「低利用層」(どの端末でも利用時間が短い層)と利用者を区分して、さまざまなサービスの利用状況を比較した。その結果、「スマートフォン派」は、インターネットのサービス利用に対して突出してアクティブなことが分かった。いくつかピックアップしてみる。

▽検索利用は日に10回

検索サービスを一日平均一〇回以上利用するのは、「携帯電話派」が20.4 %、「パソコン派」が32.7 %、「携帯電話・パソコン併用派」が38.9%だが、「スマートフォン派」では45.8%である。

最も利用している検索サービスは、全体ではYahoo!が例年どおりトップであるが、スマートフォン派の一位はGoog leで、60.8%を占める。Googleは、Yahoo!の33.8%に大差をつけてのトップとなった。

インターネットユーザのTwitterなどのマイクロブログ利用率▽マイクロブログ利用率
Twitterなどのマイクロブログの利用率は、昨年の1.4%から今年は9.7%に急上昇した。「携帯電話派」では9.2%、「携帯電話・パソコン併用派」では19.1%、「パソコン派」では8.9%、「スマートフォン派」では42.5%である。

「スマートフォン派」はインターネットの利用時間に占めるコミュニティーサイト利用の割合も、他のデバイス派より高くなっている。

▽有料コンテンツ購入
有料コンテンツの購入経験は全体で24.5%である。

「携帯電話派」が32.7%、「携帯電話・パソコン併用派」が39.3%、「パソコン派」が18.2%に対して、「スマートフォン派」では67.5%である。

これは、スマートフォン向けのアプリをダウンロードしているからだと思われる。このように、アクティブにコンテンツやコミュニティーを使っているスマートフォン利用者だが、インターネット利用者全体からみると、まだ3.6%の少数派にすぎない。20代から30代の男性が多く、3分の1は都内に住んでいるという、偏ったアーリーアダプター層である。

今後スマートフォンが一般に普及するにつれて、少しずつライトユーザが増えてくるのかもしれない。

それでもインターネットのフルサービスが使え、アプリ流通という仕組みを備えた新たな携帯端末として、スマートフォンに対するコンテンツ提供者側の期待は高い。この二年ほど続いていたインターネットサービスの停滞感を打ち破る存在であることは間違いない。

注: 調査はすべて『インターネット利用動向調査2010 個人利用編クロス集計データ付属』より引用。

(錦戸 陽子)

 


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