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記事詳細 146号 2010年08月24日 04面「特集:経営・エンタープライズ 」

日本のデータセンター「アジアの情報拠点に」

日本のデータセンターをアジアの情報拠点に――。先月22・23の両日に行われたデータセンターの専門イベント「Next Generation DataCenter 2010」の講演で、日本データセンター協会理事で東京大学大学院の江崎浩教授は、日本のデータセンターのあるべき姿として、アジアの情報拠点になるべきだと訴えた。

恒例のカンファレンスで江崎浩・東大教授が講演
公演する東京大学の江崎教授江崎教授は「クラウド時代のデータセンター戦略~日本をアジアの情報拠点に」とのテーマで講演し、日本のデータセンターが生き残るためには、グローバルな競争力を付けるべきと提言し、その戦略のあり方について述べた。

江崎氏は、日本の電力事情について、海外と比べ日本では年間0.05回しか停電がないことを紹介。

どれだけ高度なUPS(無停電電源装置)を導入しても、全く使われることなく寿命を迎えることがあるといい、米国などが決めたデータセンターのグローバル基準(Tier)にはそぐわないと述べた。これに関連し、自身が理事を務める日本データセンター協会で日本の独自基準を作っていると話した。

一方で、海外では教会の地下や核シェルターの跡地、山中の岩盤をくり抜いた場所など、多彩な場所にデータセンターが設置されていることを紹介。

日本では規制が多く、こうした斬新な発想はあっても実現できない現状を変えなければならないと訴えた。

中国に多数の世界企業が進出している中、「当局に監視されている中国にデータセンターを本当に置いて大丈夫なのか」と問題提起し、日本はカントリーリスクがないことが強みとなり、アジアの情報拠点として適地であることをグローバルにPRしていくべきだと話した。

「Next Generation Data Center 2010」では、このほか2日間にわたって30のセッションが行われた。

 


 

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