東京IT新聞

ビジネスを進化させるIT情報紙
『東京IT新聞』はITに特化した
第2・4火曜日発行のオフィス配送タブロイド紙です。

テレビをさらに楽しく!テレビ番組情報ポータル「MeeTV(みーテレビ)」
記事詳細 141号 2010年06月06日 06面「特集:インタビュー」

匠企業 データライブ株式会社 代表取締役社長 山田和人氏

リユース機器使用のシステム延長稼働を積極提案!
エンド・オブ・ライフ( EOL)サポートに注力


データライブ株式会社 代表取締役社長 山田和人氏日本の景気が減速している、といわれている中でも、ITにかかわるシステムは日々構築され、運営していかねばならない。とはいえ、そこに投入できるコストは削減していきたい…というのが大きな課題。実は、システムとしてはまだ利用可能でも、ハードウェアの保守サポート期限や、リース切れが原因で、再構築せざるを得ないという真っ先にコストカットしたくなるようなシーンもあるのだ。もちろん、そんなコストカット対象になりかねないシーンであっても、システム部門はハードウェアの更新費用の捻出を計らねばならない。リユース(中古再生)サーバ販売で知られるデータライブ(東京・千代田、山田和人代表取締役)は、中古サーバ販売サイト「リユースサーバ.net」を開設し、日本のリユースサーバ市場をリードしている。リユースサーバはシステム部門への福音となるのか。山田和人代表取締役に市場動向と、今後の展望について話を聞いた。

リユースIT機器の利用者動向
昨年(2009年)は、リユースサーバという言葉が広く知られるようになり、存在感を増すことができた年だと思います。中古サーバが壊れにくく、機器そのものは信頼ができるのだということが認知されてきたのではないでしょうか。昨年四月から八月にかけては、システム開発を行っている中小企業様から、テスト機、検証機として一、二台欲しいといわれることが中心でした。それ以降、大手企業の子会社様が増えましたね。今年に入ってからは、クラウドサービス提供会社、モバイル系コンテンツ開発・配信企業、SNSサービス事業者様の利用がグンと増えています。

クラウド、SNS業者との相性の良さ
クラウドサービス提供会社様の課題は、サービスの開発・運用に費用を回すために、なるべく月々のコストを抑えることです。ご自身がインフラについては技術力を持っている一方で、高額な新品のサーバ、対応の遅いメーカーの保守という状況になってしまっては、機会損失にもつながるし、メリットが見出せないのです。同等性能の中古機を2~3台用意して、1台目が潰れてもすぐに2台目に交換し、電源を入れたらすぐ稼働、そんな体制にしている会社が多いようですね。復旧時間も早く、コストは安く抑えられと、一石二鳥なのです。SNSアプリなど、ソーシャルアプリを開発する会社様でも、本番機でリユースサーバをご利用いただいています。ゲームをリリースするタイミングでは、アクセスが集中しますから、『何十台あってもたりない!』ということでリユースサーバを活用されています。リユースサーバの一番のメリットは、やはり、月々のコストを安く抑えられることです。

大手企業にニーズ広がるリユースシステムを維持するための「システム延命プロジェ クト」としてEOL 製品(End-Of-Life) の調達・導入を支援。コールドスタンバイ用、ホットスタンバイ用、パーツ交換用としてリユースサーバの利用を提案する。
また、今年、ついに、大手企業の情報システム部様から「中古でいいサーバが欲しい」とお声掛けをしていただけるようになりました。明らかに、中小企業から大手まで、リユースサーバの需要が浸透しているのが実感できます。大手の情報システムの方は、新品を五年間使ったら次に新しいものを買うというように、計画的にサーバの買い替えも行っていますので、いかに不況時でも、そのスタンスを崩さないのが通常なのですが、最近は、何かの特殊要因で中古を探しているのです。

この特殊要因は、いわゆる、エンド・オブ・ライフ(EOL)、メーカーの保守終了になるシステムを、あと1~2年延長稼働させたいというニーズです。リプレイスといってもハードウェアを扱っている情報システムの現場では、新しいシステムに入れ替えるのは、そんなに簡単な話ではありません。例えば、大企業の経営統合の場合のシステム移行です。統合されるシステムにも、EOL迎える機器がたくさんあるのです。そこに対して、なかなか投資ができない。しかし、それでもソフトウェアが動いている以上、あと2年はとめることはできない。では、この状況をどうやって打開しようか?というようなニーズです。

国内外主要ベンダの中古~新品・新古サーバを取扱う。利用目的や予算別に 探すことができるオンサイト保守、EOL対応に注力
EOL対応については、最近、ネットワーク機器、UNIX機器など、様々な需要が増えています。有名な海外ブランドの中でも保守の打ち切りという事態が起きてきていて、その中で延長稼働のニーズが出ていますね。そこに対して、我々が提供するのは、予備機を保守部材として買っていただいた後の、オンサイト対応(製品が故障した際に、技術者が利用者宅へ修理しに来るサポート方式)、本稼働中に修理対応することです。今までは、サポート切れのお客様に予備機をご用意するケースが多かったのですが、お客様の不安は、この予備機が壊れたら誰が入れ替えをやってくれるの、という点にあったと思います。ベンダーさんが去ったあとですから、入れ替えができる人はいないですね。だから予備機を買っただけでは解決にはならない。リユースサーバの物販に影響がでる事態ですから、このEOLサポートは我々の役目と自負して、注力し始めたのです。中古機器だけ販売している会社では、中古機器への不安は解消できませんし、市場は伸びていきません。我々のような会社が、技術力とサポート体制を整えていくことで、リユースサーバ市場の拡大につながり、多くのビジネスシーンはもとより、日本経済の景気上昇へも繋がっていくのではないかと考えています。

アメリカでは政府もリユースサーバを利用 日本も政府が率先してリユースしてゆくべき

リユース市場。海外と日本との違いとは
海外に目を向けてみると、リユース市場はかなり進んでいます。EOLのサーバーシステムにだけフォーカスした保守専門の会社もあります。特にアメリカは、国土が広いですから、各都市に保守会社がいて独立系が存在します。EOLでも二四時間・三六五日のメニューもありますからね。アメリカは、日本に比べてリユースサーバ市場は発展しています。アメリカ政府が中古サーバを使っているくらいですから、その意識の差ですかね。日本政府も使ってくれれば、もっと市場が伸びていくのに、と思います。明らかに、消費者の方に対しても、エコロジーという面でもメリットは見いだせる。

環境という側面と、不況という側面で、ここ二年潮目が変わってきています。お客様のお役に立てている実感がありますから、我々のようなリユースサーバメーカーが、いい機会なので、市場を切り開いていきたいですね。

東京IT新聞に関してのお問い合わせ

東京IT新聞 お知らせお知らせ -配送遅れのお詫びと本紙通常発行の目的-

東京IT新聞とは

11年12月20日[ 178 号]

最新号

東京IT新聞はITビジネスパーソンの成長を支援、価値ある情報をお届けする無料の新聞メディアです。

創刊日2006年8月8日

9113

66000

東京IT新聞 セミナー開催支援サービス開始! モバイルマーケティング/e-ラーニング/電子書籍/グル―ポン/スマートフォンアプリ開発・・・ 詳細はこちら
東京IT新聞サイトの運営で発生するCO2は、カーボンオフセットされています