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記事詳細 141号 2010年06月06日 05面「特集:マーケティング 」

PV至上主義の修正が重要に アクセス解析のトレンド語る

ツイッター時代のアクセス解析に求められるのはPV至上主義の修正?――。先月20日、都内で「ソーシャルメディア時代のWebアクセス解析とは?」(オーリック・システムズ主催)と題したセミナーが行われ、TechWaveの湯川鶴章チーフブロガーと毎日新聞やベネッセコーポレーションのWeb担当者らが、ソーシャルメディア(ブログ・SNSなど)やWeb解析がどうあるべきかを議論した。

ソーシャルメディアの現状やこれからのアクセス解析像を5氏が議論を交わした。左から司会を務めたニューズ・ツー・ユーの四家氏、TechWaveの湯川氏、毎日新聞社の楢本氏、ベネッセの松本氏、オーリック・システムズの幾留氏セミナーでは、湯川氏が基調講演を行い、全世界に5億人のユーザがいるとされる「FaceBook」(=フェイスブック、米国発祥のSNS)が収益化の手法を得たことを特に注目していると語り、今後は「Google対FaceBook」という構図になり、FaceBookが勝つのではないかとの見方を示した。

続いてオーリック・システムズのWeb解析ツール「RTmetrics」(RTメトリクス)を導入した毎日新聞社制作技術局技術センターの楢本隆治氏が登壇。同社では「毎日jp」などでリアルタイム解析を行っており、それを見ながら記事の見出しを変えたりすると、アクセス数が増えたりするといった事例を話した。

また同じく同社製品を導入したベネッセコーポレーション教育事業本部の松本圭介氏は、アクセス解析の重要性を理解してもらうため、社内で地道に普及活動を続けた結果、「サイトの見た目だけで判断するのではなく、アクセス実績に基づいて考えるようになった」とその効果を紹介した。

ソーシャルメディア時代の解析像を求めて5氏が議論
これを踏まえて、湯川、楢本、松本の三氏に、ニューズ・ツー・ユーの四家正紀氏、オーリック・システムズの幾留浩一郎社長が加わって行われたパネルディスカッションでは、ソーシャルメディアを使ったマーケティングの現状について議論。

楢本氏は、毎日新聞社がツイッターを開設したのは「毎日jp」へ誘導するためで、開設までには一年かかったとの経緯を述べ、「熱意のある社員が一人いて、上司を説得していった」と明かした。

四家氏が「マスコミ各社がソーシャルメディアを使うかどうか、ブログ以降は迷っていた時期もあったように見えた」と述べると、湯川氏は「ツイッターは荒れないからやっているのではないか」と分析した。

松本氏は「弊社は少し遅れていて、ツイッターもおっかなびっくりやっている感じ」と紹介すると、湯川氏は「ベネッセはそもそもソーシャル的な考え方が基本にあり、それを本という形で実現してきた会社だ。成功するには『二周遅れ』くらいでいい」と評した。

一方、アクセス解析に関する議題では幾留氏が「解析の面白さは、お客様の顔が浮かんできて、何を考えているのかまで解ってくることだ」と話す。松本氏が「解析はヒントや気付きを得るためのツールであり、これによって、PV(ページ・ビュー)至上主義の傾向がなくなった」と述べ、湯川氏も「PV至上主義を修正することがソーシャルメディア時代のアクセス解析だ」とまとめた。

 


 

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