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記事詳細 139号 2010年05月11日 01面「特集:モバイルアプリ・OS」

新モバイルOS「MeeGo」タブレット型PCなどで登載か

「コンピュータ業界の新たな転換点となる」。非営利団体「ザ・リナックス・ファウンデーション(The Linux Foundation)」のエグゼクティブ・ディレクタ、ジム・ゼムリン氏は、モバイル向けの新しいOS「MeeGo(ミーゴ)」が与えるインパクトをこう表現した。MeeGoは「Linux(リナックス)」をベースとしたOSで、CPU性能を最大限に活かせることや適切な電源管理による長時間駆動、高速起動が特徴だ。スマートフォンや小型ノートブック、タブレットPCで動作するほか、車載端末や通信テレビなどにも搭載できる。オープンソースとマルチデバイス対応を強みに、ⅰPhone OSやAndroid に迫る新プラットフォームに育てようとしている。

MeeGo「MeeGo(ミーゴ)」は、米インテルとフィンランドのノキアがそれぞれ主導して開発していた「Mo b l i n(モブリン)」「Ma e m o(マエモ)」というモバイル端末向けOSを統合したもの。その後の開発プロジェクトは、非営利団体の「ザ・リナックス・ファウンデーション」が受け継いでいる。五月中に「バージョン1・0」がリリースされる予定で、半年ごとに新バージョンを公開するという。現段階では搭載端末の発売は未定となっているが、年内に登場する見通しだ。

強みはオープン&マルチデバイス
MeeGoはオープンソースOSとなるため、PCやモバイル機器などを発売するハードウェアメーカーにとっては、「開発コストが節約でき、収益が最大化できる」(ジム・ゼムリン氏)ことがメリットとなる。

スマートフォンを始めとした携帯電話端末だけでなく、ノートPCにも搭載が可能で、特に有力と見られているのがタブレット型PCの分野だ。アップルが発売したⅰPadに対抗する形の「MeeGo搭載機」が出ることも予想される。

ジム・ゼムリン氏今月二一日に都内で行われたザ・リナックス・ファウンデーションによるセミナーでは、アップルのⅰPad発表会でスティーブ・ジョブズCEOらが「非常に素晴らしい」という言葉を連発している姿の映像を流した後で、「MeeGoが目指すのは『非常に素晴らしい』部分と『無償』である点をどちらも実現させることだ」などとジム・ゼムリン氏が述べる場面もあった。

既に日本での開発コミュニティも発足している一方でLinuxをベースにしたモバイル向けのオープンソースOSには、既にAndroid がある。これについては「二つのプラットフォームは補完し合うもの」(米ノベルのガイ・ルナルディ氏)だという。 また、MeeGoは将来的にはAndroid用のアプリケーションも使えるように開発されていくとの見方も出ている。

 

 

 

 


 

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